コース内容
Marketing Basic Lecture
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東光ブロズのマーケティングベーシックレクチャー

 

第16回カリキュラム(ver1.0)

第16回以降の全体図:戦略レベル/戦術レベルのモデルを「1回1つ」で学び、
御社3チャネルに当てはめて使えるようにする
(文房具カフェ/文房具カフェオンラインストア/ユウセイ堂)

第16回は“SWOTなど個別モデルの回”ではありません。第16回以降の新シリーズの全体像と、
毎回の学び方(型)を揃える回です。
「どのモデルを、いつ、何のために使うか」を見える化し、週次運用(第15回の型)に接続しやすくします。

所要時間
30〜45分(読む20分+ChatGPTで整理10分+理解チェック5分)

※成果物は重くしません。各回“1枚(または箇条書き)”で運用できる状態を作ります。

0. まず第15回(総まとめ・運用設計)の要点を簡単に復習(3分)

第15回では、第1〜15回を「現場で回る仕組み」に固定しました。

  • 週次運用の型:
    KGI(粗利/貢献利益)→ ファネル → CJM → 優先順位 → 実験(Primary/Secondary/Guardrail)→ 学びログ
  • 行動経済学ライトは、深掘りではなく 不安/迷い/摩擦の点検表として添える

ここまでで「改善を回す運用の型」は揃いました。
一方で、運用が回り始めると次の課題が出やすくなります。

  • そもそも「方向性の見直し」をどのモデルでやるか
  • 施策が増えるほど「整理・説明・合意形成」が難しくなる
  • 店舗/自社EC/モールで“勝ち筋の言語化”を更新したくなる

そこで第16回以降は、戦略レベル/戦術レベルの別のモデルを、1回1モデルで学び、
必要なときに取り出して使える状態を作ります。

1. 今日のゴール(この回でできるようになること)

  1. 第16回以降で学ぶモデル群の全体地図(どれが何の役に立つか)を説明できる
  2. 戦略モデルと戦術モデルの違いを理解し、どの順で学ぶと効率的かが分かる
  3. 各回を「読むだけ」で終わらせず、御社の実例に当てはめて使える形にする学び方の型を身につける

この回のキーメッセージ

  • 1回=1モデル(混ぜない)
  • 成果物は1枚(完璧より“運用できる下書き”)
  • 必ず3チャネル(店舗/自社EC/モール)に当てはめる
  • 最後に第15回の運用型へ接続(KGI→ファネル→CJM→実験)

この回の成果物(軽量)

  • モデルの全体マップ(戦略/戦術の棚卸し)
  • 各回共通の学び方テンプレ(10項目以内)
  • 3チャネル別「よく効くモデル」の当たり

2. 新シリーズの基本方針:1回1モデル、成果物は“1枚(または箇条書き)”

第16回以降は、次のルールで進めます。

  • 1回=1つのモデル(混ぜない)
  • 各回の成果は重くしない:
    • 例:SWOTなら「4象限+打ち手方向」
    • 例:BMCなら「9ブロックの下書き」
    • 例:7Pなら「7項目の現状→改善方向」
  • 例示は必ず御社の3チャネルで行う:
    • 文房具カフェ(実店舗)
    • 文房具カフェオンラインストア(自社EC)
    • ユウセイ堂(モール型)

狙い

モデルを「知っている」ではなく、「必要なときに引き出して使える」状態にする。
そのために、毎回の成果物を軽量化し、週次運用(第15回の型)へ接続します。


3. 全体図:戦略レベルと戦術レベルの違い(まずここを揃える)

3-1. 戦略レベル(Strategy)

目的:どこで勝つか/何を強みにするか/何を優先するか(方向性)

  • 例:「店舗は体験価値を伸ばし、ECは作品理解・作品愛と安心を磨き、モールは合致確認と届く安心で勝つ」
  • 例:「今期は市場浸透を優先し、既存顧客の再接触を強化する」

3-2. 戦術レベル(Tactics)

目的:戦略を実行できる形に落とす(施策設計・導線設計・媒体設計・体験設計)

  • 例:7Pで店舗体験のPeople/Processを整える
  • 例:RACEやPESOでデジタル導線と媒体の役割を決める
  • 例:KanoやABCで改善優先順位を付ける

使い分けの目安

  • 「方針が曖昧」「選択肢が多すぎる」→ 戦略モデルから
  • 「方針はあるが実行が散る」「設計が詰まる」→ 戦術モデルから


4. 第16回以降のロードマップ(案):何を学ぶかの一覧

ここでは、“どんな順で学ぶと運用しやすいか”を優先して並べています。
(実務都合で順番の入れ替えは可能です)

4-A. 戦略レベル(第17〜第23回:案)

方向性を固めるために 外部→競争→内部→統合→成長の順で進めます。

  1. SWOT分析:強み/弱み/機会/脅威 → 打ち手方向(SO/ST/WO/WT)
  2. PEST分析:外部環境の変化を機会/脅威に変換
  3. 5フォース分析:競争構造(値下げ圧力、代替、参入など)を理解
  4. バリューチェーン分析:価値が生まれる工程とボトルネックを可視化
  5. VRIO分析:強みが「持続的」かを評価し、投資対象を絞る
  6. ビジネスモデルキャンバス(BMC):価値・顧客・収益・コスト・活動を1枚で統合
  7. アンゾフの成長マトリクス:成長の選択肢(浸透/開発/開拓/多角化)を整理

4-B. 戦術レベル(第24〜第31回:案)

実装力を上げるために 体験(サービス)→媒体→導線→顧客分析→優先順位→文章化の順で進めます。

  1. 7P:4PにPeople/Process/Physical Evidenceを追加し、体験と運用を設計
  2. PESO:Paid/Earned/Shared/Ownedで媒体の役割分担を設計
  3. RACE:Reach/Act/Convert/Engageでデジタル導線を設計しKPIにつなぐ
  4. サービスブループリント:店舗体験をフロント/バックまで分解して改善
  5. RFM分析:再顧客化・リピートを定量で切り分ける
  6. Kanoモデル:満足要因の優先順位(当たり前/魅力など)を整理
  7. ABC分析:利益を作るSKU/企画/要素を特定し集中する
  8. FAB(説明の型):特徴→利点→お客様の嬉しさ(満足)で訴求を統一

ポイント

この新シリーズは「全部やる」ではなく、必要なときに必要なモデルを取り出せる状態がゴールです。
そのために、まずは順番の意味(なぜこの順なのか)を押さえます。


5. どう学ぶと“使える”か:毎回の共通フォーマット(型)

第16回以降は、各モデルを次の手順で学ぶと定着します(ワークは最小限)。

Step 1:モデルの目的を一文で言えるようにする

「このモデルは何のために使うのか」を固定します。

Step 2:御社3チャネルに“例で当てはめる”

毎回、店舗/自社EC/モールで同じモデルを当てはめることで理解が安定します。

Step 3:成果物を“1枚レベル”にする

完璧さより「運用に使える下書き」を重視します。

Step 4:第1〜15回の運用型に接続する

モデルの結果を、以下のどこへ接続するかを明示します。

  • KGI(粗利/貢献利益)
  • ファネル
  • CJM
  • 実験

運用に効く最小テンプレ(例:10項目以内)

  1. 目的(このモデルで何を決めたいか)
  2. 前提(対象チャネル/期間/前提USPなど)
  3. モデル枠(項目一覧)
  4. 店舗に当てはめ(要点)
  5. 自社ECに当てはめ(要点)
  6. モールに当てはめ(要点)
  7. 示唆(共通点/違い/勝ち筋)
  8. 次アクション(1〜3個)
  9. KPI接続(どの指標で追うか)
  10. 実験案(Primary/Secondary/Guardrailの当たり)

6. 御社にとっての“学ぶ順番の意味”(3チャネルの役割分担がブレないように)

この新シリーズは、御社の3チャネル運用に次のメリットがあります(学ぶモデルの“効きどころ”が違う)。

  • 店舗(文房具カフェ):体験・サービス設計に強いモデル(7P、サービスブループリント)が効きやすい
  • 自社EC(文房具カフェオンライン):媒体・導線モデル(PESO、RACE)と、説明の型(FAB)が効きやすい
  • モール(ユウセイ堂):競争構造(5フォース)と、品質・誤認防止(Kano、ABC、FAB)が効きやすい

補足(運用目線)

どのモデルも「正解を出す道具」ではなく、合意形成を速くする道具です。
週次運用(第15回の型)で詰まったときに、必要なモデルを差し込めるようにします。


7. ChatGPTへの質問例(この回は合計5つ)

使い方:この回は「全体図の理解」が目的なので、①〜③のどれか1つだけでも十分です。

① 新シリーズの“学び順番”を御社用に最適化する

あなたは社内マーケ講師です。
文房具カフェ(店舗)/文房具カフェオンラインストア(自社EC)/ユウセイ堂(モール)を運営しています。
第16回以降を「1回1モデル」で学びます。
戦略モデル(SWOT/PEST/5フォース/バリューチェーン/VRIO/BMC/アンゾフ)と
戦術モデル(7P/PESO/RACE/サービスブループリント/RFM/Kano/ABC/FAB)について、
学ぶ順番を提案し、各回の狙いを1行ずつで説明してください。

② “戦略モデル”と“戦術モデル”の使い分けガイドを作る

戦略モデルと戦術モデルを、現場が迷わないように使い分けガイドにしたいです。
「どんな症状(例:方針がぶれる、施策が散る、CVRが落ちる、返品が増える等)」の時に
どのモデルから使うべきか、早見表を作ってください。

③ 3チャネルの役割分担を、モデル学習の前提として言語化する

文房具カフェ(店舗)/オンラインストア(自社EC)/ユウセイ堂(モール)について、
それぞれの役割(狙い)を1文で定義し、
その役割を見直す時に有効な“戦略モデル”を2つ、
実行を強化するのに有効な“戦術モデル”を2つずつ提案してください。

④ 第16回以降の各回を「成果物1枚」に落とすテンプレを作る

第16回以降の各回で、受講者が作る成果物を「1枚」に統一したいです。
共通テンプレ(項目10個以内)を作ってください。
(例:目的、前提、モデルの枠、御社例(店舗/EC/モール)、示唆、次アクション、KPI接続、実験案 など)

⑤ 理解チェック:新シリーズ全体図クイズ

今日のテーマ「第16回以降の全体図(戦略モデル/戦術モデル)」について理解チェック問題を5問作ってください。
形式:○×2問、選択式2問、短答1問。解答と解説付きで。
例は、文房具カフェ/オンラインストア/ユウセイ堂から必ず入れてください。

8. 理解チェック(3問・5分)

  1. 戦略モデルと戦術モデルの違いは何?(一言で)
  2. 「1回1モデル」にするメリットを2つ挙げると?
  3. 第16回以降で学ぶモデルの結果は、最終的にどの運用(第15回の型)へ接続する?

9. 今日のまとめ(3行)

  • 第16回以降は、戦略/戦術のモデルを 1回1つずつ学び、必要なときに取り出して使える状態を作る。
  • 各回は「御社3チャネルで例示」し、成果物は“1枚”にまとめ、運用(KGI→ファネル→CJM→実験)へ接続する。
  • 次回(第17回)から、戦略モデルの最初として SWOT分析(ver1.0) に入る。

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